今年の大仕事

ネパールのカトマンズに来ています。南アジア自体、2013年のIUEAS以来2回目です。かと言って、その時のように、ワクワクするでもなく、日々淡々と過ぎていきます。仕事をして、ビールを飲んで寝る、朝早く起きて、少し原稿を書く、と言った生活で、ネパールにいることを意識するでもありません。

10月末から続いた、所属先が請け負っているJICAの集団研修の在外研修の付き添いでこちらに来ているのですが、日々失敗がないか、という僕にとってはかなりストレスのたまる日々で、原稿を書くことで精神を解放させなければ押しつぶされてしまいそうな毎日。でも、これも今日でおしまい。きっと二度とこういう仕事はしないだろうと思っています。

この仕事は7月頃からボチボチと始まり、8月後半から9月にかけては、5週間にわたる研修を作り上げる仕事に忙殺され、12月も広島にいれば後始末に追われるはずで、大体4か月この仕事にかかりきりになります。確か、こういう仕事は苦手な方ではなかったはずなのだけど、要求される能力にはどうも力不足で、去年も今年も全くうまく行かなかった、何とか事故なく終わろうとしている今はかなりホッとしている半面で、何か打ちひしがれているような、そんな気分にもなっています。

カトマンズという町で、いろいろもがいていても、受け取る研究会の案内やFBに溢れるフィールドの話はどんどん目の前を流れていくわけで、何かそういう世界がキラキラしたものに見えてきて、自分がどこに向かっているのか、ここで何をしようとしているのか、否が応でも考えさせられます。

旅行者がリュック一つでインドからめぐり、たどり着く旅の終着点のカトマンズ。旅行者が自分探しの果てにたどり着くように、奇しくも僕もこのあたりでここにいるのは、そういうことなのでしょう。少なくともあと少し、自分が信じた道を歩いてみようと思います。

12月に入りました。しばらく更新が滞りましたが、このブログももう少し賑やかせるような、生活を送りたいと思います。

コメント

このブログの人気の投稿

【食文化シリーズ】ンゴレ

【日本のアフリカン・レストラン】② Tribes(アフリカン・フレンチ)

ブルキナファソで非常事態宣言