子ども学と子育て Vol.8 寝かせつけ

貴一朗もまもなく1歳。淳子とは、正月明け(明日!)に卒乳させる、ということで相談していて、そうなると、寝かせつけも母親でなければならない理由にはならない…そして、2週間後には、淳子は仕事の研修のために1週間家を空ける。というわけで、3日前から寝かせつけに挑戦。

初日。普段、豆電球をつけて寝ていたところ、真っ暗にして泣きまくり。こちらもどうしていいやらわからず、パニック状態になり、あえなく撃沈。

二日目。一瞬落ち着いたかと思いきや、お風呂を出てきた淳子の扉の音に反応して、再び泣き始める。こっそり部屋を覗き込んだ淳子の顔を見てジ・エンド。母親に抱かれると、何事もなかったごとくおっぱいを飲み、安らかに眠っていった。

三日目。朝、抱っこをして寝室に入ると、その時点で泣き始める。夕方、仕事帰りにも抱っこして再び寝室に入ると、3秒前までニコニコしていたのが、一気にフルスロットルの泣き声…「もしや、トラウマに…」と頭をよぎる。食事後、お風呂に入れ、淳子が入れ替わりにお風呂へ。僕はテレビを消し、電気を消し、貴一朗を連れて寝室へ。当然のことながら再びフルスロットル。布団に寝かしつけようとしても、すぐに起き上がり、リビングと隔てられているふすまを恨めし気に見つめながら泣き続ける。温かいミルクをあげようとしてもまったく口をつけようとしない。誰に似たのか、なかなか頑固。なかなか寒い東広島、何とか布団の中に入れないと湯冷めしそうだし…などと思い始めても、ひたすら泣き続ける貴一朗。お風呂から戻った淳子がつけたリビングの電気の光が寝室にも漏れると、泣き声はさらにアップ。電気を消してもらうと、いよいよあきらめたか、グネグネしながらも布団の中へ…

腕の中でウトウトする貴一朗。おなかのあたりをトントンとリズムをとってやると、どうやら本格的な寝息。見たことのなかった安らかな寝顔。母親にしか見せなかった顔なのだな…と少々感傷的になっていると、思い出したかのように泣き始める。しかし、もう暴れまわる体力も残っておらず、1,2分で再び寝息を立てる…

体力勝ちで何とか寝かしつけたけど、いやはや、大変だ…

寝かしつけてから、ネットで検索すると、世の父ちゃんたちはなかなか苦労しているようで、今日の経験は皆さん一度は通る道。ネットの人たちによれば、父と子の信頼関係(ほとんど会えない家庭が想定されている)を深めるいいチャンス!と書かれている。うちがどんなもんだかわからないけど、これから毎日寝かせつけだ…

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