子ども研究と子育て Vol.9 断乳

数日前から父ちゃんに寝かしつけられるようになり、今日で断乳することにした。ひとえに、淳子が仕事に行けるようにする準備なのだけど、11か月になろうとする貴一朗にとっては受難の数日間だ。

朝、6時過ぎに貴一朗が起きだし、寝室をウロウロ。しばらくして、僕が起きると、嬉々としてやってくる。おむつを替え、ご飯の支度をして…と、昼ころまでは順調。しかし、夕方に昼寝をして、それからが大変。間違いなく、母乳を飲んでいないことのストレスなのだろうけど、今まで見たことがないくらいに泣きまくり。例の寝かしつけの経験で、ママがそばにいないと不安なようで、トイレに行っただけ、洗濯物を見に行っただけでシャウト。たぶん、いくつかのストレスが溜まって放出できないのだろう。大好きなお風呂も、同じでずっと母親を探していた。

これまでの貴一朗はわけもなく泣き叫ぶ、ということがなかっただけに、今日は本当に異常事態だったようだ。

自然にお乳をやめる子がいたり、うちのように、親の都合で辞めさせざるを得ない子がいたり、また、もともとお乳の出の悪いお母さんの場合は、断乳どころではないのだろうし。でも必ずどこかでお乳をやめなければならないから、一種の人生儀礼、ともとらえられるのだけど、一日泣かせっぱなし、というのがなかなか切ない。ニコニコしながらじゃれついてくるのがこちらも心穏やかなだけに。

本やらネットに書かれていることを見ると、これは一日で終わる子もいれば、1週間、2週間と続く子もいるらしい。できれば早くこの生活に慣れて、またニコニコと生活できるようになるといいのだけど。

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