この地平線の先には…

昨日予定していた調査項目が一通り埋まった。少し余計なプラスアルファもあり、それなりに美しく滞在最終日を迎えた。

別に終わったから、というわけではないけど、ほんの少しビールを飲み、9時過ぎに本を読みながらトロトロと寝る。3時半には起きてしまったが、時差ボケのことを考えたら、これくらいの時間に目覚めるのはいい徴候かもしれない。

今回、初めて写真が貼れた。明け方はネット使用者が少ないのか、割と回線が早い。

ニジェールでは、いつもこの写真のような地平線に囲まれて過ごしている。調査の合間合間に意識が飛ぶと、いつも地平線を眺めてしまう。とてもシンプルな景色なのに飽きない。

社会や人を見るのが僕の研究。プロジェクトをオペレートして環境と人、社会との関係を見るのが今回のタスク。いろんなところでこの二つが絡まりあう。少しずつ言葉を覚え、ここの植物のことを覚え、足の裏で砂を踏みしめ、舌で味わい、手で触り、時々、棘に刺されながら、この大きな大地のほんの小さな輪の中のことを学ぶ。なかなかいい時間を過ごさせてもらったな、と思う。

この仕事としてのニジェールとしてのかかわりは今回が最後で、やり残したことが多すぎて名残惜しい。来年からにうまくつながっていくといいけど。

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