ワークショップ

ニジェールの朝は涼やかで、朝により仕事がはかどる。

昨日より、今回の主目的であるワークショップが始まった。ブルキナファソの騒乱から転身し、ニジェールでバタバタと始めた今回の砂漠化対処のパイロットプロジェクト。このサイトを村の人に見てもらいながら、これまで村の人がやってきた在来技術と比較してもらい、何かの参考にしてもらうものだ。

もうこの仕事に携わって1年が過ぎるが、相変わらず農業や土壌の話に疎い。あぁ、勉強不足だな…と思ってしまうが、これは一朝一夕ではどうしようもない。だが、スタッフと相談しながら聞く「在来技術」。「環境系」なら、土と有機物、土壌を回復させるということは、土壌の流出を防ぎ、表土を回復する、という大原則があるわけだけど、「在来技術」では、多くの人が無機物すらも利用する。

これだけでも興味深いのだけど、上演される開発プロジェクト「劇場」的な部分も面白い。

「村はコントロールできない」

これは、請負形式で昼食を用意した農業技官の発言だが、食事の時だけ予定の2割増しの人数になり、請け負った昼食の予算を大きく上回り悲鳴を上げている。と思えば、真面目な意見を戦わせ、うがった見方かもしれないけど、僕らの気に入る態度を取る。そして、僕も久しぶりに演じてみたりもする。

今日もこれから行ってきます。

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