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第47回アフリカ学会@奈良②

アフリカ学会。正確には、「第47回日本アフリカ学会学術大会」というのですが、どうも地域学会としては日本で一番大きな学会らしい。 「学術大会」という名前が付いているので、一応、ちゃんと研究発表の場なのですが、年に一度の同窓会的な意味合いも強い。他の学会に比べれば、酒の消費量は多いし、ハチャメチャに羽目をはずして、二日目に来ないという輩も少なくない。 なので、今回のように、二日目の午前中の発表ともなると、真に窮屈。 それでも、普段東京に拠点を持つ人、京都やら大阪やらから、そして名古屋に、と、まさに「同士」達と喧々諤々。これくらい質疑応答も盛り上がるといいのだが、何せ100人からのアフリカニストが話をしなければならないので、そちらは儀礼的に。酒が大量に入るので、後半は何をしゃべったかは全く覚えておらず、ただただ、たくさん笑い、たくさん話し、旧交を温めたことだけは確かなのです。 来年は弘前。また発表して、いろいろな人と話に花を咲かせたいものです。

第47回アフリカ学会@奈良①

5月29日、30日のアフリカ学会で発表してきました。 一応、ここのところの自分のルールで、アブストラクトは出しておくことにしているので、以下の通り公表しておくのですが、少し内容を変えました(普通の学会ではご法度ですが…)。 どう変えたか、というと、都市計画により離散した、旧住民たちのつながり(=「共同性」)が茶会を再現することによって保たれている。という話にしました。 同枠にお美しい女性がお二人発表されていたので、聴衆のほぼいない状態での発表を想定していましたが、アフリカ研究の人気者の座長と私の次に発表となっていた、アフリカの商人の「狡知」を研究しているOさんのおかげで、えらい盛況のうちに終わりました。 しかも、我らがS先生にかみつかれる、というおまけ付き。 「二つ質問があるけど、ひとつは後で聞くから…」とおっしゃり、会場は失笑(?)に包まれ、割と和んだ雰囲気でした(学会では、指導教官は黙っているか、炎上した時の火消、というのが通常なのですが、うちは割かしガチンコなのです…)。 *************************************************************** ワガドゥグの都市計画と住民生活の変化-ZACA計画を事例に 清水 貴夫 名古屋大学大学院文学研究科 博士後期課程 Urban planning on African city and its impacts toward population: case study of “Projet ZACA” on Ouagadougou, Burkina Faso SHIMIZU Takao Nagoya University, Graduate School of Letters 発表要旨  2003年12月、ブルキナファソの首都ワガドゥグの市中心部に位置する通称ザングエテンZanguetinの街は1987年に計画されたザカ計画Projet ZACA [i] に従って破壊された。住民はザング’エテンから追われ、主に政府が用意した代替地、通称トラム・ダキュイTram d’accuilleに移住を余儀なくされた。本発表では、ザングエテンからトラム・ダキュイに移動した人びとの生活変化を追い、近年、殊にアフリカの都市で見られる都市計画が住民の生活に与える影響を考察することを目的と...

どうした!!

本年度、ありがたいことに、アフリカに行くためのお金をいただくことになった。某S財団というところの資金なのだが、このところ、そこの会長氏からメルマガのようなものが送られてくるようになった。相当な有名人なので、たまに読んでみるのだが、今回のは????????????… 4月26日に会長氏のブログに、石弘之氏の記事が出ているのだが、これはかわいい。「イシ」がアムハラで「OK」と言う意味だとか、「キハラ」がスワヒリで「禿げ」だとか、日本語の音と外国語の音を拾ってかわいいジョークでつづっている。 しかし…会長氏、下ネタオンパレードです…にっくき元ドラゴンズの銭留がFワードを含んでいて…とか、下ネタに聞こえる地名を連発。氏はご自身を俗物である、といい、さらに「財団内部より、会長リコールが起きないことを祈っております。」とか言って結んでいるけど… なんかいやなことがあったんでしょう。偉い人は大変ですから。

五月晴れの空へ

あっという間に今年度も1ヵ月が過ぎ去った。GWもあっという間にどこかに行ってしまった。 毎週のように人さまの前で話をさせていただき、その準備に追われ、ひとつ終わってホッとして酒を飲む。少し刺激が欲しくて、研究室の仲間を誘ってソフトボールに興じ、イライラすると水中の静けさを求めにプールに行く。もちろん、仕事もしている。ヘルシアを毎日欠かさず飲んでいるけど、体重はあまり減らない。それでもここ何年かで一番体にキレがある。 悩みもないわけではないが、満開の躑躅とくっきり蒼い5月の空を見て、思い切り空気を吸い込むと、なんか、全部どうでもいいような気になって、芝生の上に大の字になってやりたくなる。楽しい時間がいつまでも続けばいい、と思うように、この季節もずっと続けばいいのに、と思う。

まるはち人類学第1回研究会

とある研究会のあとの飲み会で「院生の研究会をやらないか」という某先生の一言がきっかけで、中部地区の人類学専攻の院生と研究会が立ちあがった。めでたく第1回の研究会は恙無く開催にこぎつけた。 しかし、同時期にあまりにたくさんのことを抱えすぎたため、完全にキャパオーバー…レジュメができたのも前日だし、全く練りもなし。 そんなわけで、とても人にお聞かせできる発表になりようもなく、案の定炎上したし、あんまり「終わった」という安ど感もないまま、日曜日は真っ白になった。 自己満足のブログではあるが、一応研究室ブログにもリンクを張っているので、満足する発表ばかりを載せているばかりではアカウンタビリティに反するので、ここは恥を忍んで。そして、約40名もいらしていただいた方々に感謝の意を込めて。 *************************************** 日時:2010年4月24日(土)14:00-17:30 場所:名古屋大学文学部130号室 http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/access-map/higashiyama/14 時  趣旨説明 14:10-14:50 清水貴夫(名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期)「イスラーム、タリベ、NGO~イスラームの「ストリート・チルドレン」がなぜ発生したのか」 15:00-15:50 神谷良法(名古屋大学大学院文学研究科博士研究員)「発展を妨げる妖術:妖術に対する国家の欲望」 16:00-16:15 コメント 浅野史代(名古屋大学大学院文学研究科博士研究員) 16:15-16:30 コメント 東賢太朗(名古屋大学大学院) 16:30-17:30 討議終了後 懇親会有り。 「開発と宗教現象」ある国をより良い状態にするため、「開発」をおこなう。これは啓蒙主義的観念を含んだ表現であるといえる。ここには、開発側と被開発側の非対称性に根源を持つ2つの問題点が存在することは指摘されてきた。何をもって良い状態ととらえるかは、開発側の価値観の影響を多大に受けがちである。また、開発に際しては、被開発側の人間が合理性、しばしば経済的合理性を追求するものであるということが暗黙裡に含意されていた。換言すれば、到達地点および到達法の両面について、一方的な視線のもとに開発がなされてきたといえよう。それゆえに、...

業績2010

2010年4月9日現在の業績 **************************************** 学位論文 ○ 清水貴夫1999「アフリカ農村部における持続可能な保健衛生開発への一考察」明治学院大学国際学部国際学科1998年度卒業論文 ○ 清水貴夫2007「アフリカ都市の若者文化の都市人類学的研究‐ワガドゥグのラスタの事例から」名古屋大学大学院文学研究科2006年度修士論文 論文(査読あり) ○ 清水貴夫2007a「ブルキナファソのラスタの演奏活動に見る『アフリカ』」『神話・象徴・文化』篠田知和基編pp.207-223 楽瑯書院 ○ 清水貴夫2008b「ワガドゥグのストリートの若者たちの生活とその背景」『名古屋大学比較人文学年報』Vol.5 pp.137-154名古屋大学大学院文学研究科比較人文学講座 ○ 清水貴夫2008 c「来住アフリカ人にとっての六本木‐「アフリカ人-アフリカ人」のインフォーマルな接合の調査報告‐」2006年度科学技術研究費報告書『来住アフリカ人の相互扶助と日本人との共生に関する都市人類学的研究』(基盤研究A 研究代表 和崎春日 研究番号:16202024)pp.135-144 ○ 清水貴夫2008d「セネガル文化としてのバイファル、ラスタを探る」2007年度科学研究費報告書(基盤研究A 研究代表 嶋田義仁 課題番号:18251006)pp.119-134 ○ 清水貴夫2010b「ワガドゥグで活動する「ストリート・チルドレン」支援のNGO、ケオーゴKEOOGOの活動から見えるNGOとストリート・チルドレンの関係性」『名古屋大学比較人文学年報』Vol.7 pp. 名古屋大学大学院文学研究科比較人文学講座(印刷中) 論文(査読なし) ○ 清水貴夫2006「ラスタのフロンティア」『名古屋大学人文科学研究』第35号pp.57-70 名古屋大学大学院文学研究科 ○ 清水貴夫2010a「都市計画が住民生活に与えるインパクトに関する都市人類学的考察~ブルキナファソ、ワガドゥグ市のプロジェ・ザカProjet ZACAの事例から~」『名古屋大学人文科学研究』第39号pp名古屋大学大学院文学研究科pp.61-74 研究ノート(査読あり) 研究ノート(査読なし) ○ 清水貴夫2009a「ワガドゥグにおける染色綿布、ボゴランBogolanの制作過程」『名...

新年度

今日はうちの研究室も入学式。そして僕も新入職員としての第一日目。もう何年も関わっているNGOに就職しました。研究室に籍を置きながらですが。 1999年~2003年まで、都内の某海運会社に籍を置き、それを辞めてからだから、7年ぶりの定職です。行き馴れた事務所とは言え、少しは緊張する。お客さん的な存在から、中の人間に。そこには上司もいれば、同僚もいる。久しぶりの社会復帰。少しピリリとする空気を少し楽しみながら、大学がいかに自由であるか、とかしんみりと思ってみたりもする。 研究室にも教官と院生にフレッシャーが何人も新たに加わった。去年あたりから仕掛け始めた東海地区の研究会も(僕さえ要旨を出せば…)動き出す。他にもいろいろなことが。 いつもの年より少し忙しくて、目が回りそうだけど、ひとつひとつコツコツと。何か実を結ぶものもあるでしょう。