ブルキナファソのビザ情報

 


2023年2月以降、ブルキナファソの観光ビザの発給が中止となった。2022年9月、激化する過激派によるテロ行為の最中に起きたトラオレ現大統領によりクーデタがおき、大きな混乱を呼び起こした中で取られた措置であった(2024年5月26日の選挙でさらに5年間の暫定大統領として選任)。また、2024年12月5日以降、大使館でのビザ受付ができなくなり、オンラインのみとなった。物理的にも治安的にも遠い国ではあったのだけど、制度としても少しさらに遠くなってしまったような気がする。

これまで旅行者ヴィザで入国していた(しかも、とある理由で5年間の特別ヴィザをいただいていた経緯もあり…)が、これを機にカンファレンス・ヴィザが我われに唯一残された手段となったのだが、ちょうどこうした措置が取られる直前からワガドゥグ大学の複数の先生方と交流を始めることができ、インビテーションレターを取ることが可能となった。何人かの先生に交代でインビテーションレターを書いてもらい、ヴィザ取得をしている。

ちなみに、ブルキナファソは2022年のクーデタ後、フランスとの関係が冷え切った。いろいろなことが言われているが、ブルキナファソの堪忍袋の緒が切れた、というところではないかとみている。エア・フランスは2023年8月7日に治安の悪化を理由にブルキナファソ政府に無断で運航を停止し、その後現在まで就航再開を許されていない。また、下のようにフランス国籍保有者はヴィザ自体が発行されないことになっているので、フランス経由での入国は現時点で不可能なので、注意が必要。

Alerte: Si vous êtes de nationalité française, le visa est refusé. Le délai pour les autres nationalités est de 4 ou 25 jours non garantit et sans remboursement (Belgique, Suisse, Canada, Luxembourg etc.)

オンラインヴィザのウェブサイトには、上のように書かれている。つまり、「あなたがフランス国籍であれば、ヴィザ発行は拒否されます。他の国籍の方は、有料かつ返金不可の条件で4日~25日の期間で発行されます」。

【カンファレンス・ヴィザの取り方】

ウェブサイト(https://www.visaburkina.bf)にアクセスして、Ramplir Une Demande de VISAから入り、各種情報を入力。しかし、書類がいくつか必要なので、以下の書類を用意してからウェブサイト上の登録を始める(一応、途中で保存はできるが)。

①申請者の写真、②パスポートの最初のページ、③イエローカード、④インビテーションレター、⑤旅行保険証明書

※普通はインビテーションレターの入手は知り合いがいない場合はかなり困難。モノによっては私も相談に乗りますが、素性が明らかでない場合は別手段を。

※ファイルのサイズは1MB以下なので注意が必要。

※クレジットカードは、VISAかMasterのみ。

※旅行保険証明書(健康保険)は英文が出にくいところがあるので注意が必要。今回は東京海上日動火災保険の旅行保険を使いましたが、日本語と英語併記でした。これで大丈夫だとよいのですが。前回はAIGを使いましたが、これは保険証書の英文訳のサマリーが出ました。とりあえずパスしてはいるので問題なかったのでしょう。

今年は久しぶりに年末年始をブルキナで過ごす予定で、現在、少しずつ準備をしている。

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