フランス・スペイン視察 グラナダ
到着直後の学生たちと落ち合う |
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学生たちと食べたタパス |
アンジェを後にし、パリのオルリー空港からVueling航空でグラナダに向かう。席予約のできないVueling、何と往復共に真ん中の席というなんともな感じでしたが、グラナダは時間一杯よく見ることができました。
到着後、なんと21:30のアポイントで現地の語学学校の先生方と会食(なんと予定していた2月28日が祝日ということで…)することに(これで出張の大きな名目が達成できた…)。お迎えいただいたのは、グラナダの繁華街、“Plaza de Gracia”の交差点近くのBokaoというバル。10時近くだというのに、外には子どもの嬌声、店の中には、年配のご夫婦が若者たちに交じってワインを傾ける。休み前、ということもあるのでしょうが、スペインは夜が遅い(セネガルの生活パターンが似ている気がする)。
3人のスタッフから、学校のことや本学の学生のことなどを伺う。グラナダ出身のマリア-ホセさんをはじめ、アメリカ、イギリス出身のお2名がサポートし、3人の担当体制でプログラムが勧められている。3人ともとてもキャラクターが立っていて、大変に楽しい夜を過ごさせていただきました。この学校のプログラムがよいのは、授業の中にエクスカーションがたくさん含まれていること。また、スペインの日本フリークのサークルとの交流もふんだんに企画されていて、とにかくアウトプットする機会が多いのがよいと思いました。その後の学生の様子を見ていても、ここは語学力が上がることがよくわかりました。適度に緩く、「勉強せねば!」と鼻息を荒くせずとも、自然に学べるのではないかと思います。 翌日は、祝日ということもあり、午前中はホテルで書き物をし、午後から世界遺産、アルハンブラ宮殿に。グラナダのほとんどの観光施設は、入館に事前予約が必要で、しっかり計画を練らないと効率的に回るのは不可能です。そんなことも知らずに、適当に回るつもりだったため、中には入れませんでしたが、宮殿の敷地を回っているだけで、十分に面白い。建築の威容、レンガの積み方や門の形など。きっと、イスラーム統治時代の要塞として作られたであろうことはよくわかりました。
アルハンブラ宮殿 |
アルハンブラ宮殿の門 |
そんなわけで2-3時間ほど歩き、そぞろに宮殿を後にして街中に戻る。宮殿から市内に続く道はまるで産寧坂。道の両側に、(若干チープな)お土産物屋さんが並ぶ。15時になるのにお昼を食べていなかったので、最もしなびたバルに入る。前日の語学学校の先生方から、グラナダはビールを頼めば、一品タパスがついてくる、という情報を得ていたので、とりあえず小さなグラスビールを頼む(€2.5ほどと大変安い)。ビールに添えられてきたのは、ハモンセラーノ、チーズ、マメの煮込みとバゲット一片。これ、二つくらいあればお昼で十分だな、ということで、ビールを2杯いただき、大満足で足を進め、ホテルに向かう(その途中でで無性にコメが食べたくなり、ビリヤニを食べてしまいましたが…)。
アルハンブラ宮殿から市街地に続く坂道 |
3月1日は学生が午後に到着することになっていました。いずれのホームステイ先もグラナダの中心街のグランビア通りすぐ裏にあるCathedral de Granadaを目指す。このカテドラルは1518年にカトリック勢力がイスラームから奪還後、モスク跡に建築されたもの。プラテレスコ様式最大の建造物なのだそうです。残念ながら、やはり予約がなく、外から見るばかりでしたが、この周りの街の雰囲気など、異国情緒たっぷりの見どころ満載でした。
3泊と短い滞在でしたが、もう一度来てみたいと思わせる街でした。
まだ写真がたくさんあるのですが、短いヨーロッパ旅はこのあたりで。3月中にアップしたかったのですが、とうとう新学期になってしまいました。
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