『ブルキナファソを喰う』刊行記念イベント リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 1月 27, 2019 現物も間もなく出版となりますが、これに合わせてイベントを開くことになりました。 ゲストはなんとノンフィクション作家の高野秀行さん。昨年11月に『辺境メシ』を刊行されたばかりです。バーター狙い?…いやいや。そんなことはありません。高野さんにはオビをお願いしましたし、本書の中にも登場していただいています。 そんなわけにて、参加ご希望の方はブログのコメント欄かHPのメッセージ欄から。①お名前、②ディナーの出欠を教えてください。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
食文化シリーズ「スンバラ飯Riz au Soumbara」 2月 20, 2014 晩御飯を食べたら眠くなって寝たのだけど、早く寝すぎて深夜に目覚めるという、相変わらずどうしようもない生活パターンにはまり込んでいる。 さて。写真にするとこのプレートのボリューム感とか、アツアツ感が伝わらないのが残念なのだけど、これで3人前。重さにして2㎏ほどはあるだろう。上の方に乗っているのがキャベツを煮込んだもので、これを入れて占めて1,400Fcfa(約270円)。 スンバラ飯。スンバラというのは、西アフリカ内陸部に独特の調味料で、主にネレ(ニェレ)の実を発酵させて作る。ネレ以外にもオゼイユなどの実で作ることもある。その見た目は黒納豆、匂いは納豆にかなり近い。このあたりに初めて足を踏み入れたりすると、みんなおっかなびっくりしながら食事をするわけだけど、日本人の多くがこれにずいぶん助けられていることだろう。反対に、みんな言うのが、フランス人でこれを食べているのを見たことがない、ということ。美食の国とか言っておいて、この旨さがわからんようでは、まだまだだな。フン! そんなわけで、このスンバラとおそらくトマトとか玉ねぎ、あとローリエとマジーあたりでコメを炊き込んだのがリ・オウ・スンバラなのだけど、ここのレストランではその上に、リ・オウ・スパゲッティを乗せる。スンバラ飯は定番なのだけど、スンバラスパゲッティは見たことがなかった。みんな必ずスパゲッティを乗せているので、そこは郷に入ればなんとやら。その理由はすぐにわかった。ここでは、コメ+スパゲッティにさらにスンバラスープをかけてくれるのだけど、これが激熱。コメは熱い汁をかけると冷めにくく、逆にスパゲッティは意外に冷めやすい。つまり、ご飯が冷めるまでの間、スパゲッティを食べればいい、ということ。 このレストランはグンゲという地区の少し東側にありますが、看板もなく、目の前に止まっているバイクが唯一の目印。中に入ると席数30ほどで驚くほど広いのだけど、日曜の朝あたりは満員になる。この日は平日だったけど、朝は9時におそらく数百食を売り切っていたほどの隠れた有名店。とにかくパンチのある店で、ワガドゥグの庶民派レストランでも僕の中では最高ランクのお店のひとつ。 一緒に行ってくれる方で、魚のフライ(値段不明だけど、かなりでかい)をおごってくれたら場所教えます。 にほんブログ村 続きを読む
【食文化シリーズ】ンゴレ 12月 27, 2017 クリスマスの朝。基本的にあんまり関係ないので、たまった作業をしています。よく考えたら、昨日はクリスマスイブで、ストリート・チルドレンを集めてNGOの庭で行われたクリスマス会のカメラマンをやり、少しそんな気分を味わったけど、夜は、ベンガの写真を撮りたくて、屋台でベンガを買ってホテルの部屋で簡単に済ませた。まあ、調査中だし、仕方なしです。 気を取り直し、ゴンレのことも書いてなかったな、と思い出し、今回2度ほど食べに行った。結構小腹が空いたときに歩き売りから買って、サクッと食べるのを想像していたら、ずいぶん前にアブドゥルから流行りのンゴレ(発音がこれでは違うような気がするのだけど、日本語的にはこうするしかないので)屋があるというのを思い出し、用事があった日のお昼にそのお店を訪れた。 Ngolé Modern お、おしゃれだ…緑色の団子状のものがンゴレ。写真の上の方の菜っ葉は、ナスの葉。たぶん黒い普通のナス。そして左下に添えられているのが、トウガラシ2種(黄色、赤)、塩、あとはンゴレの蒸す前のものだろうか。これで500Fcfaなり。ンゴレにしてはバカ高い。でも、たしかにこんな風にしたらそれくらい払ってもいいなか、と思えるくらいよいビジュアルになる。 ンゴレもそもそもはササゲから作る。僕の記憶の中では、もっと深い緑いろをしていて、あんまりビジュアルもよくなかったように思うのだけど、別で食べたンゴレもこのモダン・ンゴレと並んで鮮やかな黄緑色をしていた。 茹でたササゲを冷まして水洗いして皮をトル 作り方です。まず、一度茹でたササゲを冷まして、それを水洗い。豆の薄皮をきれいに取り、それを近所にある、撹拌機(ピーナッツ・オイルなどを作る大きな機械)でドロドロにする。攪拌の前に、タマネギの茎を混ぜておくのだけど、これが黄緑色の元ですね。それに水を加えながら、ひたすら混ぜ、少し固まってきたところで、ラップに包む。 ドロドロにしたササゲとタマネギの茎を混ぜ合わせる これをさらに蒸して出来上がり。大体の場合、油を少し回しかけ、塩を振って召し上がれ。 最後に蒸す それにしても手が込んだ料理で、ササゲを何とかいろんな方法で食べようとしているのがよくわかる。ある程度安定的に収穫できるササゲ。常食の生産の意味もあるけど、もう一面では、雑穀が取れない時 続きを読む
ブルキナファソで非常事態宣言 1月 02, 2019 明けましておめでとうございます。 新年早々ですが、ブルキナファソが若干きな臭いので、いくつかのニュースを書き留めておきます。いわゆる「ジハーディスト」「イスラミスト」と呼ばれる過激派による襲撃が頻発しているようです。 ロイター(2018年12月31日)によれば、2016年1月にワガドゥグ中心部で30人の死傷者を出したテロ以降、 Jama’at Nasr al-Islam wa al-Muslimin (JNIM)によるマリ国境を中心とするブルキナファソ国内での襲撃が激化している。 Fasonet 20190101(http://lefaso.net/spip.php?article87271&fbclid=IwAR1eSH0Qu1s_xhssrkCNdzddxSZlWqJ_UJ3swsCtwVQQ3-5TSe_wERlvlaA) 12月28日にはトエニ(Toeni、同国北西部)で10名、31日にはイルグーフルベ(Yirgou-Foulbe、Centre-Nord)で13名の死者をだしたように、イスラミストの影響は拡大している。それまでのイスラミストの襲撃は北部に集中していたが、次第にトーゴ、ベナン国境に拡大し、二つ目の危険地域を形成し、28日の北西部トエニでのテロ発生を受け 、ブルキナファソ政府は、非常事態宣言を発令し(12月31日)、7つの州*(région*, Haut Bassins、Boucle du Mouhoun、Cascades、Centre-est、Est、Nord、Sahel、上図参照) の軍備を増強することを決定した。 ( 2018年12月31日 France24) France24によれば、2015年のワガドゥグのテロ以来、こうしたテロによる死者は270名を数えブルキナファソは大きな痛手を受けている。 2018年12月31日 France24 (https://www.france24.com/fr/20181231-burkina-faso-etat-urgence-plusieurs-provinces-violences-jihadistes?fbclid=IwAR1TO5tClpSx52WODcOKJjhZwIyzpBB989fB05pT16Wajh4gaKJmVZRPxsA&ref=fb_ 続きを読む
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