熊本大地震と企業




4月14日、熊本を中心に大地震が起きた。東日本以来の大災害だ。震度7、6クラスが一日に何度も起きる。熊本城は崩れ、断層がむき出しになった。世論の関心は、川内原発をなぜ止めないのか、ということに集まり、その陰で、TPPが全くの例外を認めずに通ってしまった。自衛隊はおそらく目覚ましい働きを見せていることだと思うが、その上の政治は全く信用ならないし、実に不可解だ。

その一方、今回の震災では、企業の支援がずいぶん目立っているように見える。今日だけでも商船三井がフェリーを仮設宿舎として、吉野家が炊き出しを、サントリーがミネラルウォーターを、そして一風堂がラーメンを炊きだす、というニュースを目にした。もっとほかにいくつもの企業がこうした支援に乗り出しているはずで、実に素晴らしいこと、これこそが民間の底力だと思う。


確かに、最初は腹をくらますこと、雨風をしのぐことに集中しなければならない。しかし、そんなことは数日もすれば今の体制があればなんとかなる。そのあとは、いかに幸福に過ごせるような環境を整えるかだ。吉牛、ラーメン、美味いだろうと思う。きれいな水、うまいだろうと思う。

このあたりの記事を読んでいて、途上国支援の話を思い出した。特に食にははやり嗜好があって、そういうものを理解してやっている支援なんてこれっぽっちもない。コメさえ作ればなんとかなる、という一辺倒な考えしかもっていないところなど、よく学ぶべきだ。

ともあれ、本当に早く地震が収まって、日常を取り戻せる日が一日も早く訪れますように。

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