西条セミナー①
もう10日ほど過ぎてしまったが、所内のイベントで愛媛県西条市に1週間ほど滞在した。当初はいくつかの大学に声をかけて大学生を中心として、地球研や愛媛大学などの知見をシェアしようという(たぶんそんな)企画。
数年前から尾道に伺うようになって、急に瀬戸内とのつながりが出てきたのだけど、今回の西条訪問も瀬戸内探索の一ページになった。
宿泊をしたのは、西条自然の家。山本さんという、元学芸員の方が責任者を務めている。伊予西条の駅を降り、車で山道を約30分ほど走ったところにある。途中には加茂川が流れ、その川沿いに黒瀬ダムがある。
自然の家は石鎚に続く山間部の小さな集落の中にある。100数十年前にできた小学校、昭和63年に閉校になってそこに行政が介入してできた。建物もロケーションもとても雰囲気がある。建物の横には実に美しい清流が流れ、岸から見ても魚影が見えるほど。一緒に行ったボスによれば、アユやらイワナやらが獲れるらしい。
そして、夜は毎日のようにたき火を起こす。みんなで一杯やりながら静かに語る。大学生2人がいじられ、研究の話や将来の話を、寒くなるまで語り合う。
その他のアクティビティもいろいろ。地球研グループはいくつかの高校に分かれて講演会をこなしたが、その間、大学生や空いているメンバーはコンニャクを作ったり、竹細工を作ったり。失ってしまった僕らの祖先の業を学んだ。
まだまだ写真があるので、また機会があればこの続きを。
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