【子ども学と子育て】Vol.29 バックパッカーとフィールドワーク(夏休み企画)-1 旅の始まり~姫路城

国宝 姫路城の威容

今年の夏休みは、本当はアフリカに飛び、調査を進めるつもりではありました。しかし、一気に成長し、だんだんべったりすることが少なくなった貴一朗を見ていると、家族旅行など後何回できるだろう…となんだか焦りに似た気持ちをもつようになり、少し前から貴一朗と旅行することを考えていました。何度かブログでも書いてきたように、貴一朗はここのところ「信長の野望」ブーム。GWにも東海地方のお城を巡ったりもしたので、今度は西に行ってみよう、ということで、福岡への帰省に合わせて旅に出ることにしました。もちろん、ただ行くのはもったいないので、これを自由研究にしようということで。

予定はこんな感じです。

8月7日 出発→姫路城→福山
8月8日 福山城→広島→広島城→徳山
8月9日 徳山→下関→門司→小倉→小倉城→福岡の実家

今回の旅、上に書いたこと以外にも2つ考えていました。一つは、僕の仕事のことを理解してほしい、ということ、そして、もう一つ、旅の仕方を経験してほしい、ということ。前者はフィールドワークの面白さやしんどさについて、後者は貧乏旅行をどうやってやるか、ということ。

残念ながら、この旅が終わって思うのは、たぶんまだ何回か一緒に旅をしたりしなければ両方とも理解できないだろうな…という感じ。今回は「青春18きっぷ」を使ったのですが、下の写真の表情を見てもわかる通り、電車に乗り始めて1時間程度でこんな感じになりました。
 

1時間ほどで飽きる…

京都駅から最初の目的地の姫路まで新快速で約1時間半。姫路駅から一本道で続く大手前は、天下の名城の名にふさわしい道幅の広い立派な通り。とはいえ、これからの長旅を考えると、おそらく1-2㎞はある通りをブラブラなどは、フィールドワーカーとしては歩きたくなる距離ではあるのですが、同行の貴一朗と連れ合いのことを考えればバス一択…巡回バスも出ており、さすがに国宝廻りだけあり、しっかりインフラが整っているイメージでした。

「白鷺城」という別名をもつ白肌の城壁はとても美しいのですが、城門からかなりの距離。雨上がりの姫路は京都の38度、39度に比べるとずいぶん楽でしたが、長い道のりはなかなかに堪える(きいも連れ合いもまだ余裕)。


城内はかなりの人手。しかもかなりの部分がインバウンド系でした。中に入れる国宝のお城で、新幹線でアクセスがしやすく、駅からもそれほど遠くない、というアクセスの良さが受けるのでしょう。岐阜城や清州城のようなデジタル化された色々なものはなく、城そのものを見ろ!のような硬派なイメージの城ですが、城の構造(堅牢というのはこういうことを言うのだろう、という知恵が張り巡らされている)や建築(ぶっとい梁や2本ある大黒柱は見事)は見どころ満載。きいには、いろいろささやいてみましたが、1%でも残っているとよいと思っています。

そんなわけできいの夏休み企画第1弾の旅の始まり~姫路城でした。





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