【学会発表】フォーラム:西アフリカのライシテ研究の可能性と課題(科研費(21H00651)研究成果)

 また過去記事になりますが、2023年5月13日、14日にコロナ禍後はじめての対面でのアフリカ学会が幕張で開催されました。懇親会こそなかったですが、久しぶりに多くの方のお顔が見られ、また、この間の研究発表に接することができたのは僥倖でした。

さて、今回は、「西アフリカのライシテ研究の可能性と課題」というタイトルでフォーラム(集団発表)を組みました。メンバーは、私が代表者を務める科研費(「現代西アフリカにおけるライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究」(基盤B))の分担者の和崎春日先生(京都精華大学)、ウスビサコ先生(京都精華大学)、伊東未来先生(西南学院大学)、阿毛香絵先生(京都大学)と私の計5名。私たちの研究視座をアフリカ研究者はどのように見るのか、という点を確認し、次の議論につなげていくことを企図しました。

おそらく100人ほどのオーディエンスに恵まれ、お歴々からいくつかの大変重要な指摘をいただく。二つ紹介しておけば、ライシテの発話者とは誰なのか?(市民とはだれか、という問いを私なりに解釈)、もう一つは、ライシテと言うタームを使う意味とはなにか?ということ。その後、メンバーと改めてシェアし、この後の研究の展開を検討することにしました。

学会発表のアブストラクトはこちら(研究発表要旨集)からどうぞ。

そういえば、この科研費についての記事を挙げていませんでしたので、この次に科研費についての記事を挙げたいと思います。

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