『かぞくいろ‐Railwaysわたしたちの出発』ブルキナファソ調査中に見た作品

https://eiga.com/movie/88225/より
すでに帰国してから1か月が過ぎようとしていて(と書いていたけど、更新が止まって現在3か月目…)、ブログにアップしようと思っていた記事の内容もずいぶん忘却の彼方に行ってしまったけど、覚えている限りで書いてみようと思います。

出発した5月29日は10日前に終了したアフリカ学会の余韻がたっぷり残り、やることは終わったのに、なんとなく気ぜわしくて、何か仕事をしなければならない強迫観念のようなものを抱えていました。もちろん、そういうものもないではなかったのですが、いつもの通り、空港でフライト中にできること、やらないことを決め、やはりしばらく見ていなかった映画を見ようと思い、離陸前から邦画のリストを物色。3本リストアップして、キャスティングを見て、國村隼(もちろん有村架純もなのだけど)の名前があったので、この作品を最初に見ることにする。

[簡単なあらすじ]
天涯孤独の奥薗晶(有村架純)は、前妻を失ったデザイナーの奥薗修平(青木崇高)と結婚。修平と前妻の間の子、駿也と共に東京で暮らしていたが、修平がくも膜下出血で急逝。晶は鹿児島で鉄道運転士を勤める修平の父、節夫(國村)の元を頼る。晶は鉄道運転士の節夫の影響で、子供のころから鉄道が大好き。晶は修平を思い出しながら、節夫が働く鉄道運転士となるべく奮闘する。

この作品はRailwaysシリーズの第3作。前作は見たことがないのだけど、晶-(義子)駿也‐(義父)節夫という、血縁のない「親子」が血縁のなさを乗り越えていく「家族」ストーリー。鹿児島の風景や第三セクターによる鉄道運営という場面設定を見ていると、地方の問題も若干加味されているような印象を受けた。

印象としては、晶の置かれた状況が特殊すぎて、自己投影しにくかった、という感じだろうか。晶が頼れる人が修平の身内だけ、という状況を作りこまねばストーリーができない、という中で若干苦し紛れだったかな…もう少しナチュラルに、問題が絞り込まれるともっと面白かったかな、と思う。

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