食文化シリーズ「スンバラ飯Riz au Soumbara」
晩御飯を食べたら眠くなって寝たのだけど、早く寝すぎて深夜に目覚めるという、相変わらずどうしようもない生活パターンにはまり込んでいる。 さて。写真にするとこのプレートのボリューム感とか、アツアツ感が伝わらないのが残念なのだけど、これで3人前。重さにして2㎏ほどはあるだろう。上の方に乗っているのがキャベツを煮込んだもので、これを入れて占めて1,400Fcfa(約270円)。 スンバラ飯。スンバラというのは、西アフリカ内陸部に独特の調味料で、主にネレ(ニェレ)の実を発酵させて作る。ネレ以外にもオゼイユなどの実で作ることもある。その見た目は黒納豆、匂いは納豆にかなり近い。このあたりに初めて足を踏み入れたりすると、みんなおっかなびっくりしながら食事をするわけだけど、日本人の多くがこれにずいぶん助けられていることだろう。反対に、みんな言うのが、フランス人でこれを食べているのを見たことがない、ということ。美食の国とか言っておいて、この旨さがわからんようでは、まだまだだな。フン! そんなわけで、このスンバラとおそらくトマトとか玉ねぎ、あとローリエとマジーあたりでコメを炊き込んだのがリ・オウ・スンバラなのだけど、ここのレストランではその上に、リ・オウ・スパゲッティを乗せる。スンバラ飯は定番なのだけど、スンバラスパゲッティは見たことがなかった。みんな必ずスパゲッティを乗せているので、そこは郷に入ればなんとやら。その理由はすぐにわかった。ここでは、コメ+スパゲッティにさらにスンバラスープをかけてくれるのだけど、これが激熱。コメは熱い汁をかけると冷めにくく、逆にスパゲッティは意外に冷めやすい。つまり、ご飯が冷めるまでの間、スパゲッティを食べればいい、ということ。 このレストランはグンゲという地区の少し東側にありますが、看板もなく、目の前に止まっているバイクが唯一の目印。中に入ると席数30ほどで驚くほど広いのだけど、日曜の朝あたりは満員になる。この日は平日だったけど、朝は9時におそらく数百食を売り切っていたほどの隠れた有名店。とにかくパンチのある店で、ワガドゥグの庶民派レストランでも僕の中では最高ランクのお店のひとつ。 一緒に行ってくれる方で、魚のフライ(値段不明だけど、かなりでかい)をおごってくれたら場所教えます。 にほんブログ村

うーん。よくわかりませんが、自分の体験から、乗ラクダの際、あんまりスピード出すな、落ラクダするぞ、という意味でしょうか。
返信削除tsujiさん
返信削除いえいえ。「Foula=帽子」です。そして、少し比ゆ的に使ってます。分かりますか??
熱中症予防ですかねえ。あんまり比喩的ではないですねえ。
返信削除フラニ語、ハウサ語の世界なんですね。先日、京大の公開講座で少し学びました。
ところで、今日付のブログで、足踏みポンプの話を書きました。ニジェールやブルキナでも投資している農家があるようです。
tsujiさん
返信削除ブログ、拝見しました。こういうの、いろいろありますよね。でも、よく考えれば、アフリカの人、別にボーっとしているわけではなくて、いろいろ工夫しているもんです。
それで、答えですが…コンドームをつけましょう、というキャンペーンのポスターでした(笑)。はじめ、僕も何の看板だか想像もつかなくて、現地の人に聞いたら、笑いながら教えてくれました。ただ、フラニのシンボルとも言うべき、帽子をこれに使われたもので、フラニからはずいぶん評判が悪いのだとか。西アフリカという広域でみれば巨大民族のフラニですが、もっと小さいエリアで見ると常にマイノリティで、こういうところは泣き寝入りらしいです。
また教材に使わせてもらいます。(笑)
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