村の魅力

都市研究を始めたのは、ソバージュ(野性的)な生活をする自信がなかったというか、一応、それまでの人生のほとんどを、超都会的に過ごしてきたので、どちらかと言うと、排気ガスにまみれていた方が落ち着くから。

今回の調査もそろそろ終盤に差し掛かかる。TとYも、村の人の顔をずいぶん覚えてきた。今までずいぶんサボってきたモレも少し真面目に覚えるようにした。村の純粋さ、というとてつもなくエキゾチックな幻想はさておき、乾燥しているのに埃がすくなかったり、静かだったり、という物理的な環境はとても気に入っている。

初めての村調査で、確実に自分が「ハレ」の状態にいて、調査の最初がいつでもそうなように、聞くことが珍しく、そして、少しいつもの「初めて」と違うのが、街の調査との連関性で、どんどん繋がっていくヤルセの関係にさらにテンションが上がる。

もちろん、この調査本来の目的である、「砂漠化対処技術の普及過程」という、いくつかのファクターについて新たに知ることも多いし、少しずつ「見る目」ができてくるので、これも楽しい。

別に「村の魅力」ということでもないのだが、とにかく、結構なハイテンションでここまで来ました、ということで。それであっという間に残り4日。明日はワガドゥグでアポがあるが、明後日から、最後の粘りでもう2日間T、Y村を訪れてくる予定。もっと村の魅力に浸ってこようと思う。

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