通勤路にて
2012年に京都に住み始め、途中3年間は別のところに住みましたが、通算で間もなく京都生活も10年となります。今の住まいに住み始めて4年目になりましたが、毎日大体同じルートで通勤をしています。 約30分の自転車通勤。とにかく上り坂の少ないルートを選ぶのですが、最もアップダウンの少ないのは、住宅地の中を縫っていくように走るルートです。それでも、そこは京都で趣向を凝らした住宅を見ながら走るのも楽しかったのですが、数年前、仕事でいろいろあって気持ちがふさぎ込んでいた時に道を変えてみることにしました。 何のことはなく、北大路通の高野川の橋を渡り、高野川に沿って北上する、というルートです。ほんの少しのデビエーション。その時に見える景色が下の3枚の写真です。雄大な比叡山、光る水面、そして大きな空。京都の北の方に住んでいると割と普通の景色だと思いますが、クサクサした心に突き刺さり、以来、このルートを好んで通勤路にしています。 ほんの数秒立ち止まり、比叡山を眺めてから、時に、写真を2,3枚とってからペダルをこぎだします。写真はもう100枚くらいは溜まったでしょうか。比叡山の定点観測ですね。 通勤路から比叡山を望む(11月27日) 通勤路から比叡山を望む(11月26日) 通勤路から比叡山を望む(11月17日) 下の写真も「定点」近く。春は桜吹雪、秋はこんな紅葉に囲まれながらの通勤路は、運動不足解消のために始めた自転車通勤を続ける動機にもなっています。 秋も深まってきました