「アフリカ・マンガ展」に合わせて東京から来ていただいたFOFOさん(2023年11月11日) 日本には、現在約20,000人ほどのアフリカの人が住んでいます。在日外国人が約322万人ですから、その割合は小さいですが、毎年着実にその数が増えています。また、 JICA協力隊は毎年15,000人ほどがアフリカに派遣 されており、アフリカ学会会員が1000人強なので、毎年数百人がアフリカに渡航し、さらには、企業の人も相当数がアフリカを訪れているでしょう。 こうしたアフリカに接した人たちを繋ぐうえで、重要なものの一つは「食」であることは異論がないでしょう。しかし、アフリカで日本と同じクオリティの日本食に出会うことが難しいように、日本でうまいアフリカ料理に出会うことも難しいことです。そこで手に入る食材も違えば、環境も大きく異なります。しかし、ここのところ、両サイドとも間違いなくクオリティが上がっていることは間違いありません。 「X」をしていて、ちょいちょいアフリカ料理の話を見るようになったので、ちょっとまとめてやってみようと思い、「日本のアフリカン・レストラン」をシリーズとしてやってみようという気分になってきました。 とりあえず、ウェブで調べてみると、「アフリカ」というキーワードで、tabelogで85件、ぐるなびで26件がヒットしました。tabelogの方では、かなりエジプト、モロッコなどのマグレブ系のレストランが多く、なぜ「アフリカ」の名前を関しているのやらわからないレストランも…サブサハラに絞ってウェブ上で確認できるレストランは全国で40-50店舗程度ではないでしょうか。日本でもアフリカ料理を食べる機会が普通よりもはるかに多いのですが、実はアフリカ料理屋には、それほど行ったことがなく、おそらく10店舗くらいではないかと思います。食文化研究者の端くれとしては、ちゃんと食べんといかんだろう、ということもあります。 とりあえず、シリーズを始めるにあたり、いくつか条件を付けておこうと思います。 ① 「サブサハラ」であること。ただ、サブサハラ料理をフィーチャーしたアレンジ系は含める。 ② ちゃんと営業許可をもってレストランとして営業していること(再現性を高めるため) ③ レストランで「おすすめ」を必ず食べること ④ ディスることはしない。ただ、ちゃんと評価する。 ⑤ ブ...