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卒業論文(2023年度)

 2020年度に初めて迎えた学生が卒業論文を書きました。2020年度入学、2021年度に清水ゼミが始まり、私の初めての卒論生(7名)です。コロナ禍ど真ん中世代で、人と触れ合う機会が極端に少なかった学生たちで、昨日、合同で打ち上げたほかのゼミなどは連絡先すらしらない、という状態。ちょっと寂しい大学生活となってしまった感じがします。 その中では、比較的催し物が多かった清水ゼミは、ゼミ生間の連絡が多かったように思いますが、卒論追い込みの1,2カ月で、ゼミ生間の結びつきはさらに強くなったように思います。互いに励まし、ゼミ生間でアドバイスを送り合うなど、学生間のコミュニケーションが増え、介入し合う光景を見ていると、何とかコロナで失った分は取り戻せたのではないかと思っています。もちろん、学問を知るということは大切ですが、十代から二十代の感性の鋭い数年間、できるだけ多くの人とコミュニケーションをとることの大切さは、いうまでもありません。 あと数か月すると、それぞれ散り散りになっていきます。就職する学生、地元に戻る学生、行き先はバラバラですが、きっと久しぶりに会った時に、思い出話に花を咲かせることでしょう。卒論が仕上がったことも心安らかにさせますが、それ以上に、普通の大学生活を味わい、友情を深めた学生たちを見られたことは、大学の教員としての彼らに対しての責務を果たせたようで、気持ちが軽くなりました。