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ひとつできて、ひとつ出した。

まだ一段落もしてないけど、間違いなくひとつの区切りなので。まず、こんなのが出た。 清水貴夫 2014年03月 「ニジェール共和国における伝統教育と社会 ザルマ社会のイスラーム教育」. 大塲麻代編 『多様なアフリカの教育-ミクロの視点を中心に-』. 未来共生リーディングス, Vol.5. 大阪大学未来戦略機構第五部門, 大阪府豊中市, pp.69-79. 写真でもあればいいんだけど、まだ僕の業績リストだけしかヒットしない。去年のアフリカ学会で発表した内容を『アフリカ研究』に報告、その内容にデータを入れ込んで論文にした。プロジェクトに入ってからニジェールで行った広域調査を文章にした。この調査関連で、クルアーン学校のネタはほぼこれで打ち止め。もちろんバラバラとデータはあるので、何かにくっつけて出せればいい。とりあえず、現物が届いて一安心。 で、さっき原稿を送付。今年から来年にかけて『フィールドワーカー シリーズ』という本が古今書院から出る。僕は「社会問題」をフィールドワークする、ということで、「ストリート・チルドレン」調査のことを書いた(ている)。今日が初稿締切にて提出。こちらは年内に出る予定。 とりあえず、5月の文化人類学会が終わると一段落。それまでに非常勤が山ほどあるけど。GWも頑張りましょう。

第6回 「砂漠化をめぐる風と人と土」研究会(年次研究会)終了 4月19日、20日@地球研

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週末に行った研究会関連。クローズドの研究会だったので、敢えて事後報告にしているので、ご了承いただきたい。 以下発表要旨。データが出てるわけではないので、まあこれくらいはいいだろう。 ①の話題はこれまでの調査のまとめ。今年はこれをいくつかの論文にしていこうと思っているので、ある程度まとめていたこともあり、一歩進んだ展望まで報告ができた。 ②の話は初年度から少しずつ動き出していたものの、メンバー内の調整がうまく行かずに、しばらく滞っていたもの。数日間ではあるが、フィージビリティは固まっているので、今年から本格始動する。 今回「も」自分のプロパーの研究テーマに関しては一言も触れず。都市とか子どもとか。今回も初めて聞いていただく方がいらしたのだけど、あの方たちはどのように思われているのだろう… ********************************************************************* ①   「 篤農家の技術改良の挑戦 - ブルキナファソ、ニジェール、そしてセネガルの事例より - 」 発表者はこれまで 2 年間の西アフリカにおける調査で、アンドロポゴンの植栽とザイの設置による水食防止技術に関する調査を実施してきた。この調査を進める中、それぞれの土地で土地に根差した問題意識に基づいた方策を講じる人びとの営みを目にしてきた。いわゆる篤農家と呼べる人びとの実践である。 本発表の目的は、こうした人びとが、外部者( NGO や発表者らのような研究者)との関係を持ちつつ自らの試行錯誤を元に実施している技術について紹介していくことである。 シューマッハーが『スモール・イズ・ビューティフル』で中間技術としての適正技術について述べ、その後の開発援助における技術論に大きな影響を与えた。こうした技術を一般化しようとする思考実験は、往々にして地域の文脈に沿わないことが多いことは明白である。フィールドの科学を思考した時、地域の環境や文化により技術は多様なのであり、篤農家の営みがどのような意味を持つのかを検討してみたい。 ②   「 カセーナの家屋に見る伝統と現在 - 研究計画と研究展望 - 」 世界の多くに共通する、「住まう」という行為は、...

タコ足的な仕事

年度末から学会の準備、締め切り原稿の執筆、プロジェクト研究会の準備に加え、ありがたくも今年も愛知県立大学で非常勤講師をさせていただくことになり、日々スクランブルでコンプレクスな作業に追われている。何とか整理しながら仕事を進めるべく、できる限りその日にやることを書いたりしてみるのだけど、どうしても、この混淆状態は収集がつかない。 今現在、そのほぼすべてのパワポ、原稿を開きっぱなしな状態でブログに向かっているのだけど、おそらくこの状況でないと仕事が進まない。というのが、一つの原稿に向かって調べモノをすれば、違う原稿の調べモノもまとめてしてしまったり、一つの原稿を書いている最中にほかの原稿のアイディアが湧いてきたり。なので、あっちに行ったりこっちに行ったりしている。完全にタコ足的な仕事になっている。 しかし、なぜこんな風にいろんなところに考えが飛ぶのか。単に集中力がないだけ、と言われると言葉がないが、一つのことがほかのところに共通し、必ず同じようなところに戻ってくる、というのは研究上、当然なのではないか…と思ってみると、同じところを勝手にぐるぐる回っているだけ、という悪循環の可能性があるか、などとさらに空回りしてみる。 先日、Twitterで「まとまった時間が永遠に取れないことに気がついた」というのを見た。いや、まさにそうだな、と思う。こういう仕事の仕方をする中でいかにクオリティを高めていくか、というのが勝負どころなのだろう。

『ネイチャー・アンド・ソサエティ研究 自然と人間の環境史』宮本真二・野中健一(編)海青社 2014年

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今日はさらにもう一冊。 以前問い合わせがあり、提供した写真のお礼、ということで、門村先生からご寄贈いただきました。ありがとうございました。 ちょうどサヘルの気候のことを勉強していたので、拝読させていただきたく思います。

『水雪氷のフォークロア 北の人々の伝承世界』山田仁史・永山ゆかり・藤原潤子(編)勉誠出版2014年

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    今の職場にいると所員が書いた本がいただける機会が多い。   まったくなじみのない雪やら氷の世界。少し落ち着いたらボチボチ読ませていただこうと思います。   ご献本ありがとうございました。