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50歳になりました

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誕生日のカレー 目出度いのかどうかもはやよくわからなくなりましたが、数日前に無事に50歳になりました。 ブルキナファソのおんぼろホテルで、壊した腹を抱えながら迎えた、ハーフミレニアムの誕生日は、何とも自分らしい、と思っています。家族からの誕生日メッセージ、FBからのメッセージ、大変感謝。一重に関わっていただけたすべての方のお陰でここまでこられたし、自分の力など、微々たるものであることを改めて感じています。 昨日も体調がすぐれず、調査を途中で切り上げてしまった。今日は実質的な調査最終日、誕生日のことより、今日一日の調査を乗り越えられるかが頭の一番大きな部分を占めています。 ともあれ、30歳で大学院に入って研究をはじめ、何とか20年続きました。まだまだ若くて血気盛んな30代、何とか「研究者」になれた40代、この先はどんな研究者になるのか、もしくは、全く違う道があるのか…抱負というのは、だんだんなくなってきているのですが、何か、日本とアフリカをしっかりつなげていくことが自分の仕事なのかな、という気はしています。学生によく言っている「「To be(何かになる)」ではなく、「To do(何をするか)」を大切に」というのは、今日の自分にも問いかけなおしたいと思います。 僕は、おそらくちゃんとした「研究者/文化人類学者」ではありません。どちらかというと、「男の子」がそのまま大きくなっただけです。だから、集中力がなく、いろいろなところに関心が移ろうし、人が行ったことがないところに行きたがるし、やったことがないことに飛びつくわけです。そのようなわけで、私の研究成果など、大したことはありませんが、自分のこれだけは、ということはいくつかあります。中でも、ブルキナファソという国にフィールドを拓きなおしたことは、この先、長く影響を及ぼすのではないかと思っています。偉大なブルキナファソ研究の先人に川田順造先生がいますが、川田先生は孤高の研究者で、お弟子さんでブルキナファソ研究を継ぐ方が現れませんでした。研究を始めた当初、川田先生がブルキナファソ研究者であることにピンと来ていなかったということもありますが、NGOでの勤務経験や旅行の経験があったこともあり、無神経だったくらいに図々しくブルキナファソの社会の中に入っていったように思います。これは勝手に思っていることなのですが、このフィールドを切り拓...

【科研費関連調査】ブルキナファソ20240809-19:① 今年のアフリカ渡航

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第2クオーターが終わりました。昨年に続き、オープンキャンパスから卒論の中間発表会、そして採点をしながらの原稿執筆、そのうえでのアフリカ渡航準備、というスクランブルな感じでの数週間。かなりの疲労感を感じながらも、アフリカ渡航はやはり楽しみ。 今回は8月9日~19日(11日)をブルキナファソでの調査、20日~9月3日(15日)をセネガルでの学生引率の予定。ブルキナファソの調査は博士論文提出前最後の調査であり、科研費申請の打ち合わせがあり、なかなか緊張感のあるもの。ただ、後半の学生引率で神経をすり減らすことを考えると、どこかで1日くらいゆっくりする日をつくらねば、とも思っています。 ともあれ、今回は何事もなく到着したので、軽い気持ちで調査のことをつづっていきたいと思います。 ****** (FBの投稿(20240809)をすこし改稿) ***** エチオピアエアー、機内食シリーズ。成田ーアジスアベバは名物のキムチ(インチョン経由だから?)かついているスタイルは変わらず。アジスアベバの先では、ライスがバスマティになっていたのが高ポイント。 とりあえず到着してお金を替え、シムカードを買った。これから少し予定を確認して、待望のワガメシです。 成田ーアジスアベバ便では時期的に誰かいるだろう、と思ってたら、やっぱり。研究関係者お二人とブルキナで知り合った国連勤務のご家族。アジスはアフリカ関係者のハブになりつつありますね。 引き続き、こちらもFBに投稿したものを少し改変して再掲します。 *****(FB20240811を少し改変)***** 調査初日。 恒例となっているイマームの事務所に「お詣り」。もう10年ほど調査の初日はイマームの元を訪れていますが、村に入るときに村長さんに最初に挨拶に行かねばならないように、このコミュニティに入るときには必ず通らねばならないのだと、勝手に思っています。いつものように、たっぷりと歓迎していただき、寿がれ、ありがたい限り。 今日は、イマームが買い物に出ていて、少し遅れるとのことで、待っている間、お昼ご飯をつくっていたスタッフの調理を眺めていました。この日は「テゲテゲ(ピーナッツソース全般)」。おそらく朝どれのほうれん草(?「エピナ」とは呼ばれていますが)やタマネギ、トマトなど野菜をたっぷり使い、そして、きっとわざわざ買ってきてくれていた鶏を一羽贅沢に...