2015年9月30日水曜日

速水健朗2013『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』朝日新聞出版


速水健朗さんの作品第2弾。先日の『ラーメンと愛国』に続く食文化シリーズ。

前回のようにメモ書きはしませんが、こっちはえらく文字も大きく、さらさらっと読める。

この本の中でも言われているけど、左翼と右翼というのは、それぞれにどんな整合性があるのやらだんだんよくわからなくなるけど、というほどにどっちがどっちでもよいということ。でも、この本の中では、おもしろいマトリックスがあるし、それに左右の考え方をくっつけたときになかなか面白い分析ができるのだ、ということがわかる。

こんな雑駁な感想で申し訳ないのだけど、このキャリアと容貌で、この人がジロリアンだったら、ちょっと意外な感じがしてしまう。

「もっと日常や生活、そして消費などの延長線上に生じるものとしての政治の話を書いてみたかった」(204)

ということが何度か繰り返されるのだけど、この問題意識や善し。意識せずとも広義の政治には加担している、ということを僕らに語り掛けてくれるのは、ここのところの「政治」に嫌気がさしてきた僕の耳にもとても心地よい。

ぜひ小旅行にでもお持ちいただきたい一冊です。

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