2013年6月2日日曜日

TICADとアフリカ学会

一昨日の自分たちのシンポがなんとか無事に終わり、昨日は半分ホテルにこもって仕事、あとは会場の方に行ってみた。なんともすごい人手で、びっくりした。自分らのシンポは数十人だったけど、昨日はすべて満席。立ち見もできないような状態だった。

安倍さんが新たな投資先、日本の将来がかかる大陸など、何とも主観的な見方をしているけど、これは日本の首相として全部ダメだとは思わないので、まあおいておいて、どんな理由にせよずいぶんたくさんの人が関心をもっているのだ、ということが分かった。

一方で、先週末に行われたアフリカ学会。今年50周年ということで、草創期を支えた御大が当時の話を交え、いかにしてこの学会ができたのか、ということをお話になった。豪快なエピソードがいくつも紹介され、本当に大変な思いをしてアフリカを勉強し始めたのだな、ということを感じた。

5年前のTICADⅣ。僕は発表のために会場の龍谷大学に行った。NGOから背を向け始めていた時期で、TICADには特に関心を払っていなかったのだけど、なんか違和感を感じた。アフリカという大陸をいくつもの分野で研究する人たちが集まっているのが、TICADの行われている横浜でなく、数百キロ離れた京都だったからだ。

そして今回の学会。おそらく「たまたま」東京で行われたけど、何人かが発表の枕でTICADのことに触れていたように思うけど、すごく他人事な気がした。

アフリカ学会50周年、非常に蓄積のある学会だと思う。こうした学会がTICADの蚊帳の外に置かれる、もしくは敢えて(?)蚊帳の外にあることは、何か釈然としない。日本が経済的で主観的な目でしかアフリカを見ているわけでなく、実に多様なまなざしでアフリカを眺めていること。それは別に何を生み出すものでもないかもしれないけど、でも何かまったく違うものを生み出すのではないか、と思っている。

もし第6回が行われるなら、アフリカ学会がいかにTICADにかかわるか、ということを真面目に議論してみてもいいように強く思う。

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